転職で収入アップを目指す看護師が注意するべきこと

現代の日本では、社会保険料や増税、物価高、電気代の高騰などの影響から手取り額がどんどん減少しています。こうした背景もあり、転職こそが収入アップの方法だと期待する看護師が増えています。転職で収入アップを目指すなら、これから紹介する注意点に気をつけましょう。

収入アップのために転職を考えている看護師は、自分の経験年数の給料を知るべきです。病院は実力主義というより年功序列の傾向が強く、経験年数が長いほど給料は高くなります。大手の看護師転職サイトで自身の経験年数のおおよその給料を調べ、その上で求人を探すべきです。

転職で年収アップしたいなら、まずは夜勤回数に注目しましょう。看護師は夜勤回数に応じて給料が大幅に変わります。入職前に想定されていた夜勤回数に入れず、予定より大幅に給料がダウンしたというのは転職でよくある失敗例です。事前にその病院の平均的な夜勤回数、新入職員は入職してどのくらいで夜勤に入れるのか面接の際に確認しましょう。

次に、残業代にも注意が必要です。「平均残業時間はどのくらいか」「残業代は何分単位か」「固定残業代が給料に含まれていないか」の3つの点を面接の際に担当者に確認しましょう。

注意点の3つめは、絶対的明示事項の提示です。絶対的明示事項とは、契約を交わす際に伝えなければいけない事項のこと。具体的には給料、休日、勤務時間などの労働条件が含まれます。絶対的明示事項を提示せずに、後で「雇用条件が違う」とトラブルになるケースがあるので、自分を守り、収入アアップを実現するために必ず提示してもらいましょう。